岡山 KUKKA

Bさんの体験談

Bさんの体験談

息子が小5からクラスに入れなくなり3年が過ぎました(現在は中2)
小4の夏休み明けから夜になるとため息をもらしながら「学校を辞めたい、生きている意味が解らない」と毎晩のように 言うようになりました。辛い息子を見ているのは私も辛くて休ませてあげたい気持ちはありましたが、一日でも休めば二度と学校には行けなくなるような気がして精神的不安定になっていた息子に(朝起きれない、目が覚めているのに布団から出れない)無理やりに制服を着せ 手を引っ張り 車に乗せて学校に行かせていました。その時の私は不登校を認めたく無くて「学校に行けないと将来が困る」「私が甘やかして育てたのか…」「世間体が気になる」など考えていました。
布団から出れない息子の目付きが 怯えていたので、やっと「学校を休もうね」と言ってあげましたが、心から言ったのではなくて一週間でも休めば行けるようになると思ってました。息子の方も私が行けと言わなくなると朝も早くに起きて普通に生活出来てたので(TVを見て笑ったりしてた)やはり甘えてるのかなと見ていました。
3月の終わりだったので4月から行くと約束して…今 思うと行くと言ったのは親を安心させる為だったのかと思います。4月の新学期になりましたが、やはり起きれなくて起きれないのを無理矢理に起こし服を着せて車で学校に連れて行き車から降りない息子を先生と一緒に引っ張って出そうとしたら身体を震わせて泣く息子を見て先生が「お母さん、もう これ以上は止めましょう、これ以上したら○○さんの心が壊れてしまいます」そう言われて家に帰りました。それからは無理にクラスに入れる事は止めて1人だけの部屋で一時間だけ勉強を見てもらうようになりました。
不登校を受け入れるまで私には時間がかかりました。同じ小学生を見ると涙が止まらなくて、一番辛かったのは学校行事の日で、家族から隠れて一日中泣いていました。無理して学校に行かなくても いいと言ってあげれるまで二年は かかりました。その時間は子供の人とは違う生き方を認めるまで親の私にかかった時間です。今は中2で週に3回学校の一人の部屋で2時間ほど勉強をして他の二日は不登校支援のふれあい教室に通ってます。クラスに入れなくなってから人との関わりが苦手になりましたが 少しづつ努力しています。息子の不登校に付き合って四年目が来ます…今やっと心から「私達 親子はこれで いいんだ。人それぞれ生き方が違うように、息子は息子のペースで成長して欲しい、何年でも見守って行こう」と思えるようになりました。前は、先の見えない暗いトンネルに親子で入り、いつ抜け出せれるかばかり考えていたのに私も少し成長が出来たようです。今 不登校に悩んでいる親の方へ、「自分と子供を責めないでほしい。お母さんは1人で悩まないで気持ちを聞いてもらえる場所を探して下さい。時間が かかるけど待ってあげるのも大切な子育てです」私も まだ息子の高校選びや将来の心配など 考える事は沢山ありますが焦らず子育てを楽しもうと思っています。

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